20世紀最大の謎 ツングースカ事件 Tunguska … 1908年6月30日朝、中央シベリアに太陽よりも明るい火球が 飛来した … |
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NHKに製作協力していた「ツングースカ爆発の真相にせまる」が2016年10月20日、
BSプレミアムのコズミックフロントで放送されました。 |
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天と地における異常な現象のはじまり 1908
年6月30日の晴れた静かな朝であった。この日の夜明け頃、不思議なことが起こった。 (中略) 異
常な現象に気づいたものは、目撃者だけではなかった。地球の多くの地点において、観測器械の正常なリズムが破壊された。世界の大きな気象台は、すべて強い
空気の波が地球をまわるのを記録した。この時代における最良の気象台の一つであるイルクーツク気象台の地震自記計によって、気象台長アー・ウエ・ウオズネ
センスキーは、1908年6月30日、現地時間の朝7時、イルクーツクの北方900キロ、ポドカーメンナヤ・ツングースカ川流域において、横揺れの不思議
な地震が起こったことを知った。地震の性質は、ウオズネセンスキーが取得したデータを公表するのにためらいを感じたほど異常であった。 (以下略) 『ツ
ングース隕石の謎』より
凄まじい破壊の跡 異変の中心地は中央シベリアの奥地だったため、破壊の跡が世に知られるようになったのは1927年レオニード・アレクセエウィチ・クーリックの調査隊が現地を おとずれて報告してからだった。 彼 らが見たものは、……林の徴候さえ見えない。すべてが倒され、焼かれている……『死の森林』だった。そして倒れた木が、時計の針のように輻状に横たわり、その先端は遠心的に向いていることを確かめた。彼はこの中心に巨大隕石が落下したと考えた。その後の詳しい調査により爆発のエネルギーは 4.2×1023〜1.77 ×1024erg、TNT火薬10〜40メガトン(15メガトンがもっとも有力)に相当し、爆発の起きた高さは5〜10kmとされている。倒木の範囲は半径20〜30km、2150±25km2になり、倒木 の区域はちょうど蝶が羽を広げた形に見えるため『ツングースカ・バタフライ』と呼ばれる。
フシマ川右岸の倒木(1928年撮影)
(1) Bronshten (2000)説のTCB(Tunguska Cosmic Body) 飛行経路 a=103° そして謎は深まった
クーリックはクレータ状の窪みを隕石の落下場所のひとつと考え必死で捜したが何も見つからなかった。ツングースカ物体は地上に激突することなく、クレータを残さなかったばかりか破片すら見つかっていない。 |
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